銅版画の技法

代表的なエッチング(Etching)をはじめ、いろいろな技法がある銅版画。ここでは、ごく簡単に銅版画制作の行程を説明します。

銅板の裏にビニール壁紙を貼る(防蝕のため)。

(ドライポイントやルーレットなど、直接、銅板にほる技法は以下の腐食をせず、刷ることができます)

やすりでプレートマークをつける。

(これはどの技法でも必要な作業です。刷ったとき、プレートマークが銅版画特有の縁取りを出します。)

グランドを敷く。乾かす。
ニードル(針)で絵を画く(左写真)。またはアクアチントなどをほどこす。
腐蝕させたくない部分を黒ニスで塗り、乾かす。
銅板を腐蝕液に入れる。 濃淡は、腐蝕時間差でつける。
銅板を腐蝕液から取り出し、腐食を終える。
インクを詰めます。
プレス機で刷ります。

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